Q:6月4日は「虫歯予防デー」、そこから始まる一週間は「歯の衛生週間」だと聞きました。でも、どうして虫歯になるんですか?予防は?
A:虫歯は虫歯菌(主にミュータンス菌)が出す酸によって歯が溶けてしまう病気で、ごく初期の場合には唾液中のカルシウムによって再石灰化し、進行が止まることもありますが、それ以外では自然に治ることのない歯の病気です。
そして、虫歯の原因はプラーク(歯石)であることが解明されています。プラークは虫歯菌などが集まってできたベトベトした乳白色の塊で、食べカスではありません。このプラークは歯磨きによって取ることが出来ます。
つまり、虫歯予防にはしっかりと歯磨することがいちばんなのです。「ハミガキなら朝晩やってるよ」と皆さんよくおっしゃいますが、歯磨きは食べカスを取ることだと勘違いされている方が多く、きちんと歯磨きが出来ている方は意外と少ないようです。『磨いている』と「磨けている」では大きな違いがあるのです。
逆にいえば、正しい歯磨きが出来ていないから虫歯 になるのかもしれません。正しい歯磨き方法を知りたい方は、お近くの歯科医院でアドバイスしてもらうと良いでしょう。皆さんの街の歯医者さんと同様、しらとり歯科でも国家資格を持った歯科衛生士が、歯磨きについての相談や指導を積極的に行っています。
虫歯が痛くなってから治療しに行くのではなく、虫歯予防のために歯科医院に行くという、欧米では当たり前の週間を見習うことも大切ですよ。「虫歯予防デー」と「歯の衛生週間」。これを機会に正しい歯の磨き方をマスターし、いつまでも美しく、健康な歯を保ちましょう。